活動記録

2025年04月05日 西鶴賀便り38号

 

【トピックス】

・西鶴賀まちのすがた座談会開催

・建築士会ながの支部久米支部長発表「エリアリノベーションの大事なポイント」

・只今…開店準備中

・フレ!フレ!9軒長屋の卒業生

 

西鶴賀まちのすがた座談会は【こちらのレポート】に詳細あります◎

9軒長屋卒業生の手に持っているもの(お酒)は、書けなかったけれど久米さんのプレゼントたちです。(久米さんは9軒長屋のゴットマザー)

これも書けなかったけど「お祭り終わってからエビスパンでもちょっとしゃべるようになれたりしてうれしかったすね。エビスパン行くとしゃべったりできるから元気でますもん。コンビニのパンじゃそれできないすよね」と小関さんが言っていたのも胸アツでした。

 

【追記】

「西鶴賀便りを町外で配布してはどうか」というお声が座談会で上がったため、今月から長野市まちづくり課や第三住民自治協議会のご協力を得て配り始めることになりました。(ありがとうございます…!)

まずは中心市街地近隣エリアの図書館や支所などに配布していただく予定です◎

 

西鶴賀通りの掲示板にも恐れ多くも貼らせてもらうようにしました。

 

 

管理(やぶれたりはがれたり)が心配で今まで言い出せなかった部分もあるのですが、「見かけたら直してください」と素直にお願いさせてもらって区長に許可をいただいてエイヤで貼りました。

貼れたこともうれしかったけど、

管理を共有するお願いをできたことが自分の中ではなんだかうれしかったです。

 

 

 

 

2025年04月03日 【開催レポート】西鶴賀まちのすがた座談会

2025年3月30日(日)13:30~16:30 

西鶴賀のこれからの「町のすがた」について、町の人、地主さん、銀行、行政、建築士会ながの支部メンバー、エリアリノベ関係者などで話し合うキックオフ的座談会を開催しました。

 

 

2019年にスタートした『西鶴賀エリアリノベーション』は、今年で7年目を迎えます。

こつこつ続けてきたことが一気に芽吹き始め、拠点の「9軒長屋」はもうじき満室に。「西鶴賀町へお店を出したい」というお問い合わせもぐっと増えてきました。

 

 

一方で、ご案内できる物件と資金、マンパワーが圧倒的に足りない現実もあります。

「ああすればいいんじゃない?」「こうなったらいいな」

と思うのは簡単だけど、実現にはお金や専門人材、手配や調整などの時間も不可欠。

町を歩けば空き家もたくさんありますが、「貸せない空き家」や「解体される空き家」の背景にも、それぞれに事情が……あったりするんですよね。

 

 

西鶴賀エリアリノベーションの拠点、9軒長屋は幸運にも大家さんや入居者さんに恵まれ、建築士会ながの支部メンバーのほぼ手弁当の働きや、身銭を切った投資のおかげで「いよいよこれから…!」という流れになりつつありますが、

さて。

このほぼ想いだけで成り立っているキリキリ舞い状態は「継続」することができるのでしょうか?

近く、大幅な建物解体の予定も控え、このまま放置したら解体せざるをえないような空き家も残る西鶴賀町で、どうすればエリアリノベーションの流れを広げていけるのでしょうか……

 

 

なので、

誰が悪いとか、
誰か「だけ」が動けばいいとか、
誰かが我慢(負担)すれば解決
という話ではなくて、

まずは関係者全員で膝をつき合わせ、「こういうことならできる」という「自分事」を全部テーブルに出してみて、町の課題を解決していくための方法をみんなで模索しながら動いていくための場を設けようじゃないか、ということで今回の開催に至りました。

 

 

会は主催者「長野市中心市街地活性化協議会」の事務局・(株)まちづくり長野の越原タウンマネージャーのあいさつからスタート。

2019年になぜ西鶴賀町でエリアリノベーションを行う流れになったのか?などの経緯や、まちづくりは「らしさ」を磨くことであり、西鶴賀町の街並みやしっかりとした町内コミュニティーの存在は、中心市街地でも貴重な存在であることなどが話されました。

 

 

つづいて一言いただいたのは、西鶴賀町の田中区長(エビスパン)。

西鶴賀エリアリノベーションを見守る想いや、今後のためにも地元とのコミュニケーションをより大切にしていってほしいという願いなどをお話しいただきました。

 

 

渾身の「西鶴賀エリアリノベーション事業概要 ~泣く泣く30分に凝縮バージョン~」を発表したのは、6年間、西鶴賀エリアリノベーションの最前線で飛び回ってきた長野県建築士会ながの支部の久米支部長。

 

 

「建築士会ができること」と題して事業がスタートする際に説明していた

「ツナゲル」「アドバイス」「アソブ」

を西鶴賀町のさまざまな人や建物の間に立って6年間続けてきた事例や、

 

 

町の方々と再確認した「町のお宝」と、未来像。

今後、西鶴賀町で「エリアリノベーション」をさらに波及させていくための『大事なポイント』などをお話しいただきました。

 

 

『エリアリノベーションの大事なポイント』

◎エリアの構想やコンセプトを明確に設定する

地域のお宝をみんなで共有する

※みんなで守り育てる物を明確にする「地域住民の誇りと自信を醸成する」

※町の歴史を、語り・記録し・つなげる「次世代への継承を図る」

 

◎情報をみんなで共有し、外に発信する

⇒まちの「こと」を自ら実践する

(地域の公園や樹木の管理/雪かき/ゴミの管理/イベント開催/まちあるき)

⇒瓦版「西鶴賀便り」で地域をつなぐ

 

◎エリアの店舗を“みんなで”応援 店同士も連携していく流れ

⇒運命共同体感覚

⇒瓦版で地域をつなぐ(人、お店、歴史、人情)

⇒西鶴賀の外から応援隊を作る

 

そして、参加者の紹介や休憩をはさみつつ後半の部に突入します。

 

後半は、建築士会ながの支部の内山氏から「静岡県静岡市人宿町」の事例・動画紹介や、視聴のポイント解説がありました。

 

 

 

 

先出の話なども踏まえた上で、A~Dチームでグループディスカッションを行います。

『西鶴賀の今後のために、自分(たち)はなにができるか』

ということをそれぞれに出し合いました。

(ルール:自分はやらないけど誰かがやればいいはNG/過去や現状への批判・評論のみはNG/大上段に構えなくても小さな事でOK)

 

 

メンバーの自己紹介から発表準備まで、およそ1時間のグループワーク。

真剣に、時に笑顔も交えながら、あっという間に時間は過ぎ、

土倉氏(長野県建築士会ながの支部前支部長)のファシリテーションのもと、最後はみんなで机を囲んで「どんな “できる” が集まったのか」の交換です。

 

 
【Aチーム】

【Bチーム】

 【Cチーム】

 

【Dチーム】

 

いくつかの意見やアイデア、質問などが交わされ、

西鶴賀に新たにお店を開いた方や、これから開こうとされている方から「なぜ西鶴賀だったのか?」などのお話しも伺いました。

 

 

最後は久米支部長からのひとことや、土倉前支部長の本日のまとめの話があり、「今日の内容を踏まえた勉強会を7月頃に開催していきたい」という旨もアナウンスされて、解散となりました。

 

 

西鶴賀が、みんなが想う“理想のまちのすがた”になっていくために「自分は何ができるのか」。

強制できることではありませんし、それぞれに生活や仕事やさまざまな事情がある中で、全員が同じ量と質で関わることは不可能なことだとも思います。

ただ、今後「西鶴賀エリアリノベーション」を町全体に広げていくならば、「西鶴賀を取り巻く人たちがどれだけみんなで同じ町のコンセプトを描き、当事者意識を持った協力体制を築いていけるのか」というのも大きなポイントになってくるのではないでしょうか。

今回の座談会はあくまで「キックオフ」。

この機会を踏まえ、どう動いていくのか。

西鶴賀町エリアリノベーションの転換期とも言える、第二章が始まります。

 

2019年3月31日のワークショップ

2019年6月9日のワークショップ

2024年3月31日のワークショップ

2025年02月25日 西鶴賀便り37号

今月は、長野鶴賀郵便局の「ゆかりちゃん」こと吉田局長の定年退職特集号!

仕事を愛し、人を愛し、西鶴賀を愛した(してる)吉田さん。

私が垣間見た姿は……

◎2022年JC主催のイベント「ノスタルジックストリート西鶴賀」

郵便局の駐車スペースを「販売所」として快く提供し、

日が暮れてもお手伝い(左手前の白い服が吉田さん)されていたり……

 

※町のお祭りの御神輿休憩所として毎年郵便局を開放し、

手作りおでんや自ら注文した近場のお店の料理を「みんなの喜ぶ顔がうれしいから」とふるまってらっしゃったり……

 

※町のどんど焼きの「わら」を、旦那さん(田んぼをやられている)が届けてくださっていたり……

 

※2024年3月のまちなみ座談会にも出席してくださっていたり……

「西鶴賀便り」も郵便局内に貼ってくださっていたり……!

 

挙げるときりがないですが、

さらっとスマートに、愛情深く町のあらゆる場面に関わっていらっしゃり(町のある方いわく「さゆりちゃんが関わってないのは明老会だけ!」)、リスペクトが止まりませんでした。

「退職したからって関係が切れるわけじゃないので」とおっしゃっていたので、これからも折に触れてお会いできたらうれしいなぁ。

2025年01月23日 西鶴賀便り36号

・どんど焼き今昔記

・2025西鶴賀版 やぐらの組み方

・戦後20~30年後半西鶴賀どんど焼きMAP

・ごみ捨て場の整理・そうじをする姿をよく見かける山口さんに聞く

どんど焼き後の町の新年会で小耳に挟んだ「思い出話」。

おもしろいなぁ~と思ってちょっと書いて内容確認しに行ったら、五十嵐さんが「せっかくだから」といろいろな人に追加情報を聞いて下さって地図までいただいてしまいました。感謝です!

今年も相変わらずぴよぴよ取材な編集室ですが、毎度毎度、町のいろいろな方の厚意とご協力でなんとか記事になっています。

山口さんとお話しできたのもうれしかったな~

2024年12月23日 西鶴賀便り35号

・10月末オープン!! spice bar Gambheer(ガンビール)

・岡学園×西鶴賀エリアリノベーション
~黒板アートと写真で「私たち目線の西鶴賀」紹介~

・ちょっとまじめに ゆく年くる年… 西鶴賀は今アツい?!

開店してから大盛況のGambheerさん。
忙しいとこすみません(滝汗)の心苦しさでしたが、快く取材に応じていただきました。

夜の仕込みをしながら淡々とお話しいただいたのですが、オーナー・越智さんの半生とカレーの知識がおもしろくて……。またまた全然書き切れなくて無念です。

岡学園の有志9名の方が制作してくださった黒板アートは、どんな写真が撮られたかなど、また今後の号でも紹介していけたらと思ってます。どれもステキ!

取材に応じてくださった坂本さん、神さん、北村さんがおっしゃっていた「制作裏話」と「西鶴賀の良さ」ももっと書きたかったなぁ。

ゆく年くる年は、ちょっとまじめに書きました。

何事も土台がないところには成り立たないわけで、成り立っている「今」にフォーカスが当たるなら、それは同時に土台がすごいということの証明にもなるんですよね◎

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